第2308号 大きく変化する「Z世代の消費行動」
2026.06.01
 民間のインターネット調査機関OASIZは、全国の15〜29歳の男女を対象に「Z世代の消費意識・SNS利用実態」に関する調査を実施した。本調査の分析を通じて、「Z1(15〜19歳)」「Z2(20〜24歳)」「Z3(25〜29歳)」の3層において、消費行動や価値観に明確な違いがあることが明らかになつた。トレンドで即購入するZ1世代、ストーリーで選ぶZ2世代、比較検討して納得して買うZ3世代、このように、一括りでは語れない3層Z世代の実態がわかった。
 今回の調査で、Z世代は「感覚Z1層」「共感Z2層」「合理Z3層」という各世代で消費行動の特徴が明らかになった。Z1は新しさ重視のトレンドセッター世代、Z2は商品のストーリーを重視するエモ世代、Z3はトレンドより確実な満足を選ぶ安定・堅実世代に分類できる。SNSに関する調査では、利用目的が、Z1は「娯楽」、Z2は「情報収集と交流」、Z3は「情報収集と自分のための活用」と違いが判明した。
 Z世代はテレビを見ないわけではないエンタメ世代で、視聴はSNS、日常接触はテレビという役割分化が明らかとなり、Z1はSNS、Z2はバランス、Z3は検索が中心となっていることが判明した。Z1の4割がトレンド重視、Z2はストーリー、Z3は5割がコスパ重視と購買理由が変化する。TikTok購買率No,1はZ1層、Z3層はECで比較し、購買の起点が世代で異なる。さらに、毎月の自由な支出における主な購買経路を調査したところ、Z世代内でも年齢層によって購買の起点が大きく異なる実態が明らかになった。TikTok経由での購入はZ1(15〜19歳)が27%と最も高く、Z2(20〜24歳)、Z3(25〜29歳)と年齢が上がるにつれて割合が低下する傾向が見られる。一方、実店舗での購入はZ2が60%と最多となり、Z1・Z3を上回る結果となった。ECサイトでの購入はZ3が47%と最も高く、Z1(24%)との差が大きく開いている。この結果から、Z1はSNS上で流行しているコンテンツやトレンドを起点に、衝動的・直感的に購買へと移行する傾向が強い一方で、Z2は実店舗での体験や共感を重視し、Z3はECサイト上で情報を比較・検討したうえで購入していることが推測できる。
 消費タイプの傾向を見るとZ1には新規性・拡散性、Z2には共感や体験、Z3には信頼性や情報の厚みを軸とした、世代別コミュニケーション設計が有効であることがわかり、。SNS利用目的では、Z1は「娯楽」、Z2は「情報収集と交流」、Z3は「情報収集と自分のための活用」と違いが判明した。
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