第2240号 長期休暇を有意義に過ごす
2023.08.15
8月15日のお盆の日を迎えて、今年も平均6日間(8月11〜16日/11日は山の日で祝日)の夏期休暇がスタートする。ひと昔前はお盆の行事は7月に行われていた。ともあれ、東京や大阪の大都市圏では、帰省や行楽の高速道路におけるラッシュの模様がテレビに写し出される。どこにも出かける予定のない人は気の毒にと、溜飲を下げる。日本中、盛夏で最も暑い時期ではあるが、車を中心とした民族大移動が始まるのだ。
夏の休暇の元となったのは、「薮入り」という風習にあり、奉公人が正月およびお盆の8月16日前後(当時は7月)に暇を許されて、都から地方の田舎に帰ることをから始まった。農村では奉公人だけでなく他家へ嫁いだ女性が里帰りする日でもあり、こうした風習は近世に一般化した。そして、令和の今もなお、長期休暇に形を変えて続いている。
そして、今年もこの休みをレジャーにあてる人達も多い。レジャーの実態を探るべく、公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は、このほど「レジャー白書2023」の内容を公表した。本調査は、本年2〜3月にインターネットを通じて実施し、全国の15〜79歳男女、3,306人から有効回答を得た。今回の調査の主なポイントとして、仕事より余暇を重視する割合が年々増加傾向にあることを明らかにした。この調査で、まず仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、63.9%の人が余暇を重視する傾向にあることがわかった。とくに「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の回答率が2020年以降増加しているという。
余暇活動の参加率は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が、2021年から10ポイント上昇して42.8%となり、2019年以来の1位となった。それでも、コロナ禍前の2019年の参加率の水準(54.3%)には戻っていない。また、「ドライブ」や「外食」など、外出をともなう種目に上昇傾向がみられる。一方で潜在需要は「海外旅行」が1位で、2021年1位の「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」の潜在需要は、参加率の上昇にともなって減少し、2位となった。「海外旅行」は潜在需要の減少幅が「国内観光旅行」と比べて小さいため1位に。
かつて働き過ぎを先進国から指摘され、馬鹿正直に休みを増やし続けてきた日本。、それにともない、時間を楽しく使うレジャー大国ともいわれる国となり、今年の夏も楽しさに充ちた情景が繰り広げられる。
夏の休暇の元となったのは、「薮入り」という風習にあり、奉公人が正月およびお盆の8月16日前後(当時は7月)に暇を許されて、都から地方の田舎に帰ることをから始まった。農村では奉公人だけでなく他家へ嫁いだ女性が里帰りする日でもあり、こうした風習は近世に一般化した。そして、令和の今もなお、長期休暇に形を変えて続いている。
そして、今年もこの休みをレジャーにあてる人達も多い。レジャーの実態を探るべく、公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は、このほど「レジャー白書2023」の内容を公表した。本調査は、本年2〜3月にインターネットを通じて実施し、全国の15〜79歳男女、3,306人から有効回答を得た。今回の調査の主なポイントとして、仕事より余暇を重視する割合が年々増加傾向にあることを明らかにした。この調査で、まず仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、63.9%の人が余暇を重視する傾向にあることがわかった。とくに「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の回答率が2020年以降増加しているという。
余暇活動の参加率は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が、2021年から10ポイント上昇して42.8%となり、2019年以来の1位となった。それでも、コロナ禍前の2019年の参加率の水準(54.3%)には戻っていない。また、「ドライブ」や「外食」など、外出をともなう種目に上昇傾向がみられる。一方で潜在需要は「海外旅行」が1位で、2021年1位の「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」の潜在需要は、参加率の上昇にともなって減少し、2位となった。「海外旅行」は潜在需要の減少幅が「国内観光旅行」と比べて小さいため1位に。
かつて働き過ぎを先進国から指摘され、馬鹿正直に休みを増やし続けてきた日本。、それにともない、時間を楽しく使うレジャー大国ともいわれる国となり、今年の夏も楽しさに充ちた情景が繰り広げられる。