第2210号 今年もゴールデンウィークがやってきた
2022.05.15
5月のゴールデンウィークが終わった。この「ゴールデンウィーク」という言葉は、昭和26年、現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画が、正月やお盆興行よりヒットしたのを期に、多くの人に映画を観てもらおうと、当時の映画関係者が考えついた造語で、アメリカでは通用しない和製英語。その由来は、ラジオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に倣ったもので、当初は「黄金週間」と言われていたが、インパクトに欠けることから「ゴールデンウィーク」となったという。この連休中の一泊以上の国内旅行者数は前年比68.4%増の1600万人にのぼり、「遠方」「日数・費用増」の傾向だったとJTBが分析している。コロナ禍の影響で自粛を余儀なくされた人達の多くが旅行に向かったものと見られる。JALは国内線の予約数が前年の2倍、ANAは1.5倍、JR東海は新幹線の予約席数が2.4倍と発表。中央道や東名高速などの高速道路の渋滞の様子は連日テレビ画面に流れた。街や駅、観光地に人影がまばらだった2年前とは大きく変わった。とはいえ、JTBによれば、2019年比では33.4%減、コロナ禍前の2400万人からみると、元通りには至っていない。
さて、日本は世界中でも、最も祝日の多い国とされる。とくに、今年は大型連休がたっぷり取れる「祝日当たり年」となった。昨年はスポーツの祭典「オリンピック」に合わせて、祝日の移動や休日振替などで混乱したことも記憶に新しい。しかし、今年は振替休日がないうえ、土日と祝日の並びが良いため「土・日・月」と続く3連休が多くなった。その数、去年の2倍以上となる。2022年の3連休は9回にも及ぶ。通常、祝日が土曜日に当たると「振替休日」の扱いにならない。その点、2022年は祝日と土曜日がかぶっているのは1月1日の元旦のみ。年間祝日をほぼフルで満喫することができる年となっている。ちなみに2021年の3連休以上の休日数は6回。3連休だけをカウントすると、4回しかなかったので、2022年がいかに休暇の多い年かが分かる。
休日が増えて嬉しいのは若い頃のことで、さしてすることのない年齢に達した人間にとっては、これだけ祝日が増えると、有り難迷惑な面もある。一週を7日と決めた昔の人は偉かった。明治5年、太陽暦が日本で採用されてから百数十年、7日に一度の休みが人々の生活のリズムを作っている。これ以上、祝日が増えると困ると思っているのは小生だけだろうか。
さて、日本は世界中でも、最も祝日の多い国とされる。とくに、今年は大型連休がたっぷり取れる「祝日当たり年」となった。昨年はスポーツの祭典「オリンピック」に合わせて、祝日の移動や休日振替などで混乱したことも記憶に新しい。しかし、今年は振替休日がないうえ、土日と祝日の並びが良いため「土・日・月」と続く3連休が多くなった。その数、去年の2倍以上となる。2022年の3連休は9回にも及ぶ。通常、祝日が土曜日に当たると「振替休日」の扱いにならない。その点、2022年は祝日と土曜日がかぶっているのは1月1日の元旦のみ。年間祝日をほぼフルで満喫することができる年となっている。ちなみに2021年の3連休以上の休日数は6回。3連休だけをカウントすると、4回しかなかったので、2022年がいかに休暇の多い年かが分かる。
休日が増えて嬉しいのは若い頃のことで、さしてすることのない年齢に達した人間にとっては、これだけ祝日が増えると、有り難迷惑な面もある。一週を7日と決めた昔の人は偉かった。明治5年、太陽暦が日本で採用されてから百数十年、7日に一度の休みが人々の生活のリズムを作っている。これ以上、祝日が増えると困ると思っているのは小生だけだろうか。