第2276号 「かぎ針編み」の人気が急上昇
2025.02.01
 今、若者を中心に“編み物ブーム”がやってきているという。手芸店や100円ショップでは、毛糸が品薄になっている。というより、毛糸が姿を消してしまった売場も相次いでいる。しかも、これまで編み物の中心ユーザーだった年配女性から、学生も含めて若い層がせっせと編針を動かしているというのだ。それもかぎ針が主役で、「かぎ針編みブーム」と言った方がよいのかも知れない。
 この編み物ブームの火付け役と言われているのが5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ルセラフィム)のサクラ(SAKURA)。編んだものはたびたび自身のSNSで公開しており、ステージ衣装にも自ら編んだトップスを着用するほど。自作ニット帽子をTWICEメンバーたちにプレゼントし、モモ(MOMO)は自身のInstagramで「かわちすぎる帽子」と着用画像をアップしている。
 以前の手編みブームが自然発生的なものだったのに対し、今回は明確に仕掛人がいるのだ。編物初心者でも気軽に始められて、ちょっとした時間にも手軽に楽しめることで人気の「かぎ針編み」。コロナ禍で、多くの人が外出自粛を迫られ、自宅で手軽に楽しめる趣味として編み物を始める人が相次いだ。とくに、編物初心者でも気軽に始められて、手軽に楽しめる「かぎ針編み」の人気が急上昇した。そして、この動きを後押ししているのが芸能界での編物ブームで、編物にハマる人が続出。タレントの高畑充希は編みぐるみを披露し、山之内すずは自身が編んだセーターやカーディガンを愛用。サクラのみならず、芸能人のさまざまな手編みアイテムを見て真似する人も増えており、これら芸能人は発信力も強く、今回の編物ブームを強く後押ししている。さらに、手づくりでは「推しのぬいぐるみ=推しぬい」に合う洋服やグッズを手作りすることも流行している。ぬいぐるみにかわいい洋服を着せたり、ヘアアクセサリーをつけたりするが、ここでも編物が流行っていて、ぬいぐるみの帽子なども作られている。また、推し活に欠かせない「うちわカバー」も編み物で作る人も増えている。今まで編物をするとなると、本をみて静止画だけでしかやり方を判断できなかったが、TikTokなどの動画でHow toを見ながら、今やっていることを目の前でお手本を見せてくれるというのが大きい。一方、この動きにともない、『NHKすてきにハンドメイドセレクション かぎ針編みの冬帽子、ときどき小物』も、秋以降の 売れ行きが好調で増刷が決まった。かぎ針編みシーズンの今、かぎ針編みを始めてみたい人にぴったりの一冊となっている。今回の編物ブーム、さらに拡大しそうな勢いを見せている。
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